’09年の花  三月〜五月

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  ユキワリソウ 3月下旬 自宅にて


十勝ではミスミソウ(ユキワリソウの本名)は全然なじみのない山野草で、たまに園芸市で見かける程度です。

そのユキワリソウも、スハマソウの方ではないかと思われるものなので、手を出しませんでした。

山野草の本などを見ては、ミスミソウを育ててみたいものだと思っていました。


   
  

山野草を楽しむの新潟県在住の加納さんが、3月末に苗を9株も送って下さいました。花の色もご覧のように様々で、葉にも斑があるものないもの、花びらの形もいろいろでした。

しかし、3月末の十勝はまだ最低気温が氷点下になるのが当たり前です。屋外に出せば、即死の可能性もあります。そこで、午前中温度が上がってきた頃に外に出し、夕方温度が下がってくると室内に入れるようにしました。

4月終わり頃には、ようやく外で管理出来るようになりました。



   

加納さんのサイトには’06年頃からちょくちょくお邪魔するようになり、’07年にはユキワリソウの種を送っていただきました。しかし、’08年に発芽は見られませんでした。乾かしてしまったのが原因と思われます。

失敗を哀れに思われたのでしょう、’08年に再度種をいただき、’09年にはようやく発芽に成功しました。

’09年の発芽は非常に調子がよく、肥培して何とか良い株に育てたいと思っています。




  
                                        フクジュソウ  3月下旬 十勝管内にて


冬の長い北海道は長く屋外で花を見ることは出来ません。

雪がなくなるといち早く咲くフクジュソウは待ち遠しく、見ると嬉しい花です。

最近、通勤路でいい株を見つけたました。庭のフクジュソウはまだ雪の下ですが、日当たりのよいここではたくさん咲いていました。



    ミズバショウ  4月中旬 十勝管内にて


この場所のミズバショウは毎年撮り続けています。

例年は4月上旬に咲くのですが、雪の多い冬だったため、少々遅れました。

分厚く積もった雪が融けないことには咲けないためです。





 


毎年株の数が少しずつ減っているように思われます。

何年もここで咲いてきたはずですが、環境が少しずつ変わっているのかもしれません。

数年前は大きな花を着けていたのですが、今は20cmほどの花しか着きません。


    
       

エゾエンゴサク  4月下旬  庭にて
 

この花は春一番に咲く、春の妖精(Spring Ephemeral)の仲間です。

いち早く花を着け、光合成を行い、栄養分を蓄積し、他の草木が葉を茂らせる頃になると休眠します。

潔さ、可憐さ、蝉のような忍耐、いとおしく思われる花です。

今年は雪が多かったので、少々遅めの開花でした。





                                   

     エゾムラサキツツジ 
 

今年の最初の一花です。

このツツジは十勝では非常に人気があり、ほとんどの家庭の庭に見られます。

比較的早く咲き始め、鮮やかな紫色は春が来たな〜と感じさせてくれます。



    

カタクリ  4月下旬  庭にて


今年は雪が多かったけど、暖かい春だと思っていたら、4月26日にドカッと雪が降りました。

帯広市内は土の部分と屋根に少し積もっただけでしたが、十勝南部では60cmを越える積雪がありました。

フクジュソウからバトンを受け取るように咲き始めた庭のカタクリですが、思わぬ降雪に縮み上がっていました。


                           コマクサ   5月上旬  庭にて

今年は、赤系の緋炎がネズミの掘ったトンネルに当たってやられてしまいました。種を蒔いてあり、芽が出ているので、株は確保出来ています。今年はネズミに色んな植物をかじられ、ひどい目に遭いました。

通常の株と白花の株は大丈夫です。ご覧のようにしっかり芽吹き、花芽も上がっています。

また、普段行かない山野草屋さんで、比較的葉が低く小さく咲く良い形の株を見つけたので、購入しました。
  


                                      エゾエンゴサク  

うちの庭には、様々な色のエゾエンゴサクが植えてあります。

エゾエンゴサクは花色や葉の形にも色んなものがあり、混ぜて植えるとけっこう楽しめます。

純白の花もあったのですが、だんだんと青が強くなってしまいました。
    

                                    

  カタクリ  
   

毎年少しずつ開花株が増えている庭のカタクリです。

カタクリも春の妖精で、地上部があるうちにしっかり肥培しないとなかなか大きくなりません。

葉が二枚になると花が着きますが、一枚葉の株には花が着きません。

花を下から覗くとご覧のようにきれいな模様があります。
  



   
   オクエゾサイシン
 
 
釣り人は川に行くのに藪漕ぎをやっていても、足元には気が行きません。

しかし、私はどちらかと言うと足元の方をよく見ます。よく見ていてもなかなか気づかないのがこのオクエゾサイシンです。

落ち葉に埋もれてひっそりと咲くこの花には、なんとも言い難い風情があります。
  

 
                       オオエゾサクラソウ
  

十勝の山の川で早春に釣りをしていると、日当たりの良い所で群生しています。

小さな傘のような葉を出し、葉の展開と同時に花茎を伸ばして花を着けます。

川に行くまでに群生を見かけると、足を止め、這いつくばって写真を撮ってしまいます。




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