’09年の花  五月

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  イカリソウ 5月初旬 庭にて


もう25年ほどにもなるでしょうか。山野草の栽培を始めた頃、四国の方から送っていただいたイカリソウです。

同じ頃に入手したヤクシマシロバナヘビイチゴと同様、毎年律儀に花を着けてくれます。園芸種的に言うと、いわゆる「銘花」ではありません。

しかし、これだけ持ち込むと私の中では「銘花」です。


   
  
   

チングルマ 5月初旬 庭にて

高山植物の代表のひとつ、チングルマです。

ご覧のように野バラの雰囲気があり、バラと同様に草ではなく木です。この花の後、羽毛の着いた種が出来、その形が風車のように見えるので、この名がつきました。

短い花期が終わっても、次は種で楽しめます。





 オオバナノエンレイソウ 5月中旬 十勝管内にて


山野草に興味を持つようになった頃から、この花の群生はお気に入りです。ご覧のように本当に大花で、丈も70cmほどもある大きな物です。普通のエンレイソウは20〜30cmほどですから、二まわりは大きめです。

毎年、見に行く場所があるのですが、疎林が切り払われ、笹がだんだんと侵食してきています。

花の数が減っているようで少々心配です。




  
                                        シベリアチョウノスケソウ  5月下旬 庭にて


チョウノスケソウにも色んな種類があり、これは北海道のものではなく、シベリア産のものです。

行きつけの山野草屋さんで入手しました。花だけ見ていると、北海道産のものや北米産のものと区別がつきません。

草姿は葉が少々小さめで、国産のものに近いように思います。


    イチリンソウ  5月下旬 庭にて


花がついていない時に、イチリンソウ、と言うことで買いました。

しかし、花を見てびっくりしました。ご覧のようにシベの部分が二段咲きになっています。

まあ、これはこれでアリかな、と庭に直植えして楽しんでいます。





 


コマクサ  5月下旬 庭にて

今年は場所を新設して、コマクサを植え替えしてみました。

ご覧のように、周りに赤い石を配置した場所です。赤いコマクサに赤い石、結果は意外といけると私は思うのですが、いかがでしょう。

今年、普段あまり行かない遠くの山野草屋さんに行く機会があり、そこで葉の小さいコマクサの株を見つけました。普通種と白花種の二鉢を買って来ました。



    
       

ミヤマオダマキ  5月下旬  庭にて
 

この株はいつ入手したのか憶えていません。ずいぶん長く庭で咲いています。

普通、実生を繰り返すとミヤマオダマキは背が高くなり、風情が欠けてくるものですが、この株は素性が良いのか子々孫々15cmほどの高さで咲きます。

もう何代目の株か解りませんが、これも地上10cmで咲いています。






                                   

     エゾイソツツジ  5月下旬 庭にて
 

この株もうちの古参です。

毎年テニスボールを一回り小さくしたサイズで咲いていました。’07年、大雪山旭岳の五合目に行った時、小さくまとまったエゾイソツツジの姿を見ました。

今まで与えていた肥料を控えて、咲く大きさを調整してみました。今年はピンポン玉を一回り大きくした程度に咲き、上手くいったとほくそえんでいます。


    

イワヒゲ  5月下旬  庭にて


ヒバの葉だけが地上に生えているような植物ですが、これでもツツジの仲間です。

花はご覧のようにスズランを小さくしたような形をしています。

少々、難物でなかなか大きくなってくれませんが、毎年咲いてくれています。








                           マイヅルソウ   5月下旬  庭にて

このマイヅルソウはある酪農家の敷地内の林の下に生えていました。

許可をとって、数株掘らせていただきました。

今、その林は笹でびっしり覆われ、マイヅルソウの姿は見られません。温暖化の影響か、それとも植生が変わっているだけなのか・・・。いずれにせよ、そのマイヅルソウの血筋はうちの庭で続いています。
  


                                      ニリンソウ  5月下旬 庭にて  

ニリンソウは十勝の道沿い、林の縁など、どこででも見られる植物です。

一面を埋め尽くすように咲いているのも豪快ですが、数株ずつチラホラとあちこちに見られるのも良いものです。

うちは、10株ほどを一まとめにして、所々に植えています。日当たりの良くない所の株はこの時期まで咲いています。
    



                                    

  エーデルワイス    5月下旬 庭にて
   

ウスユキソウの仲間はたくさんありますが、名前が有名なのはこのエーデルワイスでしょう。歌になっているのが、原因と思われます。

私の庭には5種類のウスユキソウがありますが、微妙な変化が見分けられるか、というクイズのようです。ラベルがなければ、見分けがつきにくいものもあります。

どの花も、ご覧のように毛に覆われています。高山での不意の寒さから花を守るためです。
  



   
   イワカガミ  5月下旬 庭にて
 
 
この株もうちの最古参のひとつです。

昔は腐葉土とエゾ砂を半々に混ぜた培養土でポケットに植えていました。しかし、最近は軽石を掘った鉢に植え、それをミズゴケを栽培している所に埋めてあります。

適当な湿度が保たれているので、非常に調子がよく、毎年きれいな花を見せてくれます。

  
 
                       サクラソウ  5月下旬 庭にて
  

 
今年も絶好調です。

この付近の植物は積雪期にネズミにやられたものが多かったのですが、これは無事でした。

今年は花後に一部を別の場所に移動するか、と思っています。




エゾハナシノブ   5月下旬 庭にて

派手さは全くありませんが、控えめで良い花色だと思います。

大株になったので、去年一部を知り合いに贈りました。

今年も一部を掘り取って、山野草で世話になっている親戚に、と思っています。




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