七月〜八月


  シロバナウツボグサ 七月上旬 庭にて

知床に釣行に行った際、ウツボグサを川で見かけました。

種を持ち帰って数年、実生を繰り返していると、シロバナが出ました。

春先にあまりに多く芽が出たので、抜き捨てようと思ったのですが、この株は葉茎に白さが感じられたので、残したのが正解でした。


   
   イワチドリ
  七月上旬 庭にて

近所の量販店で花が着いている時は680円で売られていました。

しかし、花が終わると赤札になり280円です。

そんな鉢を5つ買い求め、育てています。もちろん並の花しか咲きませんが、毎年ミズゴケの中から律儀に顔を出してくれます。


   チョウノスケ綿毛  七月上旬 庭にて

うちで育てているチョウノスケソウはドリアス・オクトペタラといい、日本の物ではありません。

しかし、花後の綿毛は日本のチョウノスケと同じです。

今年、日本のチョウノスケも買い求めたので、来年は何とか花比べをしたいものだと思っています。


      ヒメルリトラノオ  七月上旬 庭にて

ベロニカ・スピカータ・ナナというのが本名です。

ヨーロッパの標高2000mまでの乾燥気味の草原で自生してます。

少々色が強いですが、ロックの奥の方に植えたら引き立つ植物でしょう。今年は前の方で咲かせてしまったので、来年は植え替えです。
   シラタマノキ  七月上旬 庭にて

栽培書などを読んでいると、気難しい植物に入っていますが、私の庭では簡単に育っています。

逆に簡単であるなどと書かれていても、失ってしまう植物もあります。このシラタマノキは庭の環境にあっているのでしょう。

六月にもUPしましたが、これは蟻が写りこんでおり、面白い絵になっているので再UPです。





 
    エリモシャクナゲ  七月上旬 庭にて

ハクサンシャクナゲが本来の名前ですが、北海道ではエリモシャクナゲで通っています。

枝の先に楕円の分厚い葉を着け、その先にご覧のような花が咲きます。

株に元気がないと、花が着いた枝が枯れることがあるので、あまりたくさん蕾がついた年は、摘むようにしています。
   

   リシリヒナゲシ  七月上旬 庭にて 

北海道、利尻島原産のヒナゲシです。

ご覧のように淡いクリーム色をしている美しい花です。毎年実生を繰り返さないと、大株になると本体が突然死することがよくあります。しかし、近所でポピーを栽培している所があると、交雑して何やら正体不明のケシが咲くこともあります。

この花は今年の第一花で、開いたばかりです。花びらがしわだらけなのが、よく解ります。









  シロバナアポイキキョウ  七月下旬  庭にて 

アポイキキョウは普通下の紫ですが、白花もあります。

花の後ろに写っている蕾がだんだん膨らんできて、ポンと開きます。

芽を摘むと低く咲かせることも出来るのですが、これはそのまま育てたので、25cmほどの高さになっています。
   アポイキキョウ  七月下旬  庭にて  

数年前、虫垂炎をやりました。薬で散らすことも出来ない状態だったので、手術しました。入院前にまだ蕾だった、このアポイキキョウが退院した時にはきれいに咲いていたのを、はっきり覚えています。そのせいか、この花を見ると人生初の入院生活を思い出します。

この状態から、もう数時間もすると全開の美しい状態になります。アポイキキョウは地植えで育てると巨大化して風情がなくなりがちです。この株はもう何年持ち込んでいるか忘れるほど長く栽培しています。以前、植え替えようと掘った時、途中で掘るのを諦めざるを得ないほど大きな根になっていました。

今、ロックガーデンに植えてある物はこの地植えを株分けしたものです。根がやっと入る程度の植木鉢に植えて、それをロックガーデンに埋めてあります。根を締め気味にして、植木鉢の周りはゴロを入れて育てているのでしまった姿で咲いてくれます。


  キバナシャクナゲ  七月下旬  庭にて 

日本にはたくさんのシャクナゲがありますが、個人的にシャクナゲの最高花はこのキバナシャクナゲと思っています。

淡いクリーム色の小さめの花はいかにも高山植物らしく、清楚で飽きない美しさがあります。

十勝に住むようになった頃、親戚にこの花を見せてもらったことがきっかけで山野草の世界にのめり込むことになりました。



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