'10年の鳥獣
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オジロワシ 二月下旬 十勝にて
霧雨の降る日でした。
水蒸気が空気に満ちていて、たいした距離ではなかったのですが、ご覧のように少しボケた感じがします。
知り合いにオジロを見かけた場所に連れて行ってもらったのですが、まさかでした。と言うのはここはかなり内陸で、大きな川沿いや海岸線にいるのが普通であるオジロがいるような場所ではなかったからです。
しかし、よく観察すると小川とそれに通じる用水路が張り巡らされており、そこを餌場としているようです。意外な穴場を見つけました。
エゾモモンガ 三月中旬 十勝にて
今日は釣りを予定していたのですが、強風が吹き荒れ、どうにもなりません。
グダグダと一日を過ごし、ふと思い立ってモモンガに会いに行こうと腰を上げました。出かける前に携帯を見ると着信があり、最近よく一緒に釣りに行くてつろうさんからでした。誘ってみると一発でライズしてきたので、一緒に行きました。
何度も「空振りの可能性もあるから」と念を押し、現地に到着。ここは「のんびり釣ろうぜ」のまあきちさんに教えてもらった場所で、木の下をチェックすると糞が落ちています。右の写真はてつろうさんの提供です。
一年ぶりの撮影なので、機材を早めにセットして何度か試写し、確認します。しかし、風が強いので、レフ板が固定できません。まあ、手で角度を決めながら撮ればいいか、といつもどおりに臨機応変・・・・別名やっつけ仕事とも言いますが。
モモンガの出現パターンなどをいい気になってレクチャーしつつ、寒い中待ち続けました。
午後6時前、そろそろかな、と思っていたら、別の木からモモンガが飛んできました。
私は気付かなかったのですが、「バサッ」という音がしたそうです。てつろうさんの「来た!」の声に穴の上を見るとモモンガが張り付いていました。
急いでシャッターを切りまくりました。
以前も別の木から飛んできたモモンガが、穴のモモンガを誘って一緒に出かけるのに遭遇したことがあります。
今日もそのパターンのようで、飛んできたモモンガがしきりに穴を覗き込みます。
しかし、穴の主はまだ寝ていたらしく、なかなか出てきません。
私たちにとってはそちらの方が都合よく、このモモンガを撮影する時間がけっこう稼げました。
以前撮影した時は、穴から顔を出したモモンガがシャッターを切る間もなく、木を駆け上がって飛んでいってしまうこともありましたが、今日は6分も付き合ってくれました。
なかなか出てこない穴の主を待って、穴の上の枯れ枝で待ったり、また穴を覗きに行ったりと、しばらく幹を上に下にとうろうろしていました。
撮りまくったメモリを家に帰ってチェックすると、何故かストロボが同調していないショットもありました。まあ、数ショット見られる写真が撮れていたので、今年の初モモンガとしては上出来でした。
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