'10年の魚 その1

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    アメマス   3月6日 十勝川にて

十勝川の氷が落ちた情報が入ったので、6日に行ってみました。入りやすい有名ポイントは人がいっぱいです。

かろうじて空いている場所に潜り込み、二時間足らずでしたが、ロッドを振りました。

小さいアメマスを2匹釣りましたが、これが今年のフライフィッシングでの初物でした。











 
                                     アメマス   3月7日 十勝川にて
 


3月は雪が川原を閉ざしており、入れる場所が限られています。

この日はルアーマンと二人での釣行でした。ご覧のように川原をテクテク歩いて川まで行きます。ちょっとめり込むだけだったので、スノーシューも山スキーも履きませんでした。

ところがこれが泣きを見る原因になりました。川についてからポイント移動の際、深い雪に足をとられてひどい目に遭いました。まあ、これもこの時期の釣りの楽しみの一つと言えば、言えないこともないでしょう。オッサンフライフィッシャーの私はヘロヘロになりました。




場所を変えての仕切りなおしです。有名ポイントですが、私が目をつけていた場所は空いていました。

ずっと叩かれて、大きいフライは見慣れていると思ったので、小さいウェットフライで始めると、立て続けにヒットがありました。

サイズはイマイチですが、私の場合、釣れればそれで十分OKです。背中の虫食いから体側の斑点が美しい魚です。




                                      




今日の最大はご覧の40cm後半です。

たいしたサイズではありませんが、この時期に十勝川でアメマスに会えるのはやっぱり嬉しいものです。

プレッシャーが高いのか、つまむような喰い方で、口の先っぽに掛かっていました。バラシもありましたし、アワセを取るかどうか迷うようなコツコツッとした小さいアタリらしきものも何個かありました。いつものようにドカンと持っていくアタリは皆無・・・なかなか難しい釣りでしたが、何とか6匹を上げました。







 
アメマス   3月17日 十勝川にて




17日は天気はよかったのですが、風の強くなる予報が出ていました。午前中程度なら何とかなるかと10時頃に十勝川に行きました。

風だけでなく、すごい濁りが入っていましたが、オレンジ系のフライが良く効き、何とか6匹のアメマスを釣りました。

これは二匹目でご覧のようにちょっと危ないフックセットでした。













フライを流しきって、リトリーブしているとゴツンとくるのもいました。

7日が小さいアタリで、アワセに苦労したのが嘘のような活性の高さです。

今日のアタリはいずれもはっきりしており、アメマスらしい無邪気な持って行き方でした。












ブレた写真は写真ではない、と言いますが、暴れるアメマスらしい良い写真になっていると思います。

今日はツキもあったのか、根掛かりが少なく、ロストしたフライは2本でした。

これで風さえなければ・・・繰言になりますが、もう少しやっていたい、と思う楽しい釣行でした。




アメマス   3月24日 十勝川にて


21日彼岸にみぞれが降り、その後温度の高い状態が続きました。川はデロデロに濁り、水位も50cm以上上がりました。もう十勝川の下流部は釣りにならないだろうと諦めていました。

しかし、23日、ネットで調べると濁度も水位も何とか釣りになる程度です。そこで黒系とオレンジ系と赤系のフライを大急ぎで巻いておきました。

川に行くと北西の風がけっこう強く吹いているし、膝まで入るとつま先がかろうじて見えるか見えないかの濁り具合です。黒とオレンジをリードとドロッパーに結んで始めると、30分おきに釣れます。サイズは40cm程度ばかりですが、この条件で釣れれば贅沢は言えません。

三時間ほどやって4匹、最大は右の画像の50cm程度でした。黒系のフライが良く効いたのは濁りのせいでしょう。今年の十勝川下流部でのアメマス釣りはこれでお終いです。





ニジッコ   4月4日 某川にて


今年初めにグラス製のオショロコマ用2番7ftのロッドを、あるビルダーに注文して組んでもらいました。

「オショロコマ」の銘を入れたので、オショロコマが釣れるようになるまで待つかと思っていました。しかし、やっぱり早く試してみたくて、今日使ってみました。

最初の川は反応がありませんでしたが、いい雰囲気の所で、初夏から晩秋にかけて楽しそうです。




次は管内の小さな川でニジッコやヤマメが棲んでいます。昔はよく通ったのですが、数年前一部護岸工事されてから、しばらく行ってませんでした。

川の周りはまだご覧のように雪がしっかり残っています。川に入るのも、川から上がるのも、雪の壁をヒーコラ言いつつクリアしなければなりません。

しかも、川の中にはバイカモや草の根の盛り上がりがあり、非常に流しにくい所です。ライズは散見されるのですが、なかなか取れません。「困った時のプロフェッサー」で14番の超小型を結んで頑張ります。「困った時のプロフェッサー」、パイロットフライとしても使いますが、最後に頼るのもこのフライです。



川の中でライズが安定するまでしばらく待ち、プロフェッサーをライズポイントの上に打ち込む、を繰り返します。ようやく反応してくれたのが、上のニジッコでした。大き目の斑点が多い魚でした。

また、広めの所でダウンクロスに流し、ストップをかけるとコツンッと反応がありました。あわせるとジャンプして、私の方に走ってきました。ラインが一瞬たるみました。ヤバイと思ったのですが、フッキングが良かったので、何とか取れました。ホウライマスのように無斑ではありませんが、妙に斑点の少ないニジッコでした。

このサイズでロッドは満月です。なかなか楽しいロッドを手に入れました。これで入魂完了です。



ホウライマス   4月5日 某川にて




昨日に続いて小さな流れでやってきました。

一匹目はきれいなニジッコでしたが、二匹目はご覧のホウライマスでした。鰭にも体にも全く斑点がありません。その他は全くニジマスと同じで、20cm中ばでしたが、よく引きました。

愛知県鳳来町の水産試験場で発見されたためこの名前が付いたそうです。

ニジッコ



流れの開きでロッドをストップし、フライをターンさせると一発で来ました。

30cmもありませんが、よく引き、梅花藻の中に潜り込もうとしました。しかし、今日は4番ロッドなので、上手く誘導してランディングできました。

サイズアップを狙って、寒い中粘ったのですが、この後ニジッコ一匹を追加しただけで、今日はニジマスは釣れませんでした。



ニジッコ
   4月11日 某川にて




この日は風が強くて、開けた場所ではとても釣りが出来ないほどでした。そこで、風の影響を受けにくい小さな川でヤマメのちびっ子を釣りました。

その後、河畔林が流れを囲うように生えている川に移動。非常に振りにくく、流しにくい川ですが、何とか一匹出ました。


写真ではイマイチですが、レッドバンドのきれいな魚でした。




ニジッコ   4月18日 十勝川にて


今日は十勝川本流をやってみました。雪代が出て、うっすらと白っぽい緑色の笹濁りです。

ここはある川との合流点で、比較的濁りがやわらいでいます。昼前、温度が上がるとセッジがハッチし、その流下に伴いライズがあります。

色んなラインやフライを試しましたが、なかなか取れません。

フィーディングレーンに乗せてインターミディエイトでウェットを流すとかろうじて引っ張り出すことが出来ました。

坊主のがれの一匹でした。





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