'09年の魚 その2

  サムネイルをクリックすると大きめの画像が出ます。
そのページから元のページに戻る時はフレーム右下の「前のページに戻る」をクリックしてください。


    オショロコマ   8月12日 知床方面某川にて

毎年欠かすことのない知床釣行です。

今年もたくさん釣りましたが、知床釣行はロケーションを楽しみにしている面もあります。

全く人の手の入っていない原生林の中を流れる川を歩いていると、ふと畏怖の念を持つこともあります。






 
                                    イケス     
 


知床の川の水は真夏でも冷たく、ご覧のイケスを掘るのに手が痺れるほどでした。

二人でちょっと気合を入れて釣ると、たちまちオショロコマでいっぱいになりました。

一ヶ所でこれだけの魚をアッと言う間に釣れるのですから、いかに魚影が濃いかお分かりいただけるでしょう。。

   白いオショロコマ  


この川のオショロコマは全部きれいな赤い斑点があるのですが、この場所で釣れるオショロコマには朱点がないものもいました。

深い緑色の淵だったのですが、それだけで朱点が消えるとも思えません。またアメマス(エゾイワナ)にしては白点が小さすぎます。

相変わらずオショロコマは解らないところが多い魚です。




                                    大物  

今年の知床は霧雨が降る寒い日でした。

夕方の釣りでは手がかじかんで、フックをはずすのも難しくなるほどでした。猛暑で苦しんでいる人がいる同じ日本で、寒さに震えながら釣りをしていました。

どこが大物だ?と思われるかも知れませんが、この川では大物といえます。





     釣り風景  

このロケーション、最高級ホテルの最上階スイートも及ばないでしょう。

ここは眺めも良く、魚もたくさんいたので、けっこう長く尻を落ち着けて楽しみました。

何もかも忘れてボ〜ッと出来るこの場所は、私にとって何にも換え難い最高の価値があります。




                                     ニジマス  8月30日 十勝川にて

先釣者の後、あまり期待していなかったのですが、深みに送り込んだラインに来ました。

この場所では大き目を期待し勝ちなので、最初のアタリのわりにはちょっと小さかったため、がっかりしました。

しかし、8番のスペイロッドをしっかり曲げて、ジャンプも見せてくれました。

 


      

  ニジマス  9月12日 十勝川にて

よくテレビの釣り番組で50cmクラスのニジマスを5番や6番のロッドで上げているのをみかけます。

このニジマス、50cmジャストでしたが、8番でリール対応を強いられました。

やはり十勝のニジマスは別格なのか、異常な引きを楽しめました。





                                     ニジマス  9月25日 十勝川にて

長く一緒に暮らした猫が23日に死んでしまいました。

その猫の毛をバスタードアンドクラレットに織り込んで、釣りに出かけました。

この魚の前にでかいのをかけましたが、それはバレました。諦めモードでしたが、お恵みがありました。










   ニジマス  9月29日 十勝川にて


9月は週3回、十勝川のこの場所に通いました。

と言うのは、この場所でトンでもないライズを見せ付けられたからです。あれは巨大で小さく見積もっても60cmは下らないでしょう。それがあちこちでライズするので、やめられませんでした。

何とかそれを釣りたくて、通いに通いましたが、結局それとは出会えませんでした。来年の宿題とします。






                                アメマス  10月12日 十勝管内某川にて

この日は海で鮭を釣る予定で出かけたのですが、海はすごい濁りが入っていました。

そこで、逃げで入った釣り場で出会えた魚です。鰓から鰭にかけて真っ黒けのサビが入り、白点にはうっすらとピンクが入っていました。

斑点の感じはアメマスですが、ちょっとオショロコマの大型にも見える魚でした。




アメマス  10月25日 十勝管内某川にて


  

銀色に金色、背中は深い緑、腹は真っ白と様々な色を見せてくれるアメマスです。

この日は良型のアメマスが多く、小さくても45cm、大きいのは次の写真の60UPでした。

しかし、相変わらずここは難しい場所で、ちょっと機嫌を損ねると喰ってくれません。
                                     



ドスン、と重いアタリの後、すさまじい引きが伝わってきました。

アメマスは寒冷期に釣ることが多いため、多くの人は大して引かない魚だと思っているようですが、水温が適度に高い時のグッドコンディションのアメマスは野太い強烈なトルクで引いてくれます。

この魚は方向転換をさせるのも困難なほど強く、久しぶりにシューティングラインがキューンとうなりました。この日は6番のロッドだったので、このサイズになると、面白いを通り越して苦戦を強いられました。



大き目のアメマスはすごい顔をしています。

この日は小さいフライでしかもシルバーティンセルボディが良く効いたようです。

ご覧のように12番の小さいティールアンドシルバーを捉えています。



                                アメマス  11月17日 十勝管内某川にて





大雨でも濁らないこの川は、私の逃げ場です。数日前にけっこう降ったのですが、水は素晴らしいジンクリアでした。

しかし、水量が多く、魚が散ってしまっていて、苦戦しました。

全部で良型が5本出ましたが、どれもご覧のようにお腹がパンパンです。強烈な引きを味わうことができました。






アメマス  11月24日 十勝川にて


11月初め、シャープスオブアバディーンと言うイギリスのメーカーのロッドを破格で手に入れました。

前のオーナーはどうだったか知りませんが、私が使う以上、入魂をしなければなりません。

最初の一匹はご覧のアメマスでした。なるべくなら良型を一匹目に、と思っていましたが、50半ばのまあまあのサイズでした。












’09年の魚1へ 花鳥魚月のページへ '10年の魚1へ



花鳥魚月のページへ

|TOP |十勝の魚 |My Fly Box |WetFly Fishing 入門 |釣行記 |写真と随筆 |自然の中で |自然の音声 |十勝歳時記 |十勝川の四季 |リンク |掲示板 |おまけ |花鳥魚月


inserted by FC2 system