’09年の花4  六月その2

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  エゾスカシユリ 6月中旬 庭にて




道端で刈り払い機に頭をすっ飛ばされていた球根を掘り取った物です。

最初はわずかに花を着けるだけでしたが、年々球根が大きくなり、花も増えてきました。

去年、株分けして、一部を別の場所に移しました。肥料のタイミングと植えた場所が良かったのか、分けた株の方がご覧のようにたくさんの花を着けました。


 シコタンハコベ  6月中旬 庭にて




去年、行きつけの山野草屋さんで買いました。

その時、花は終わっていましたが、ちょっと気になる葉色をしている株をだな、と思ったのが買う動機でした。どうも斑が入っているようです。

新芽が黄色がかっており、その後だんだん緑が強くなりますが、ご覧のように葉だけでもなかなかいい芸をしていると思います。今後が楽しみな株です。




 


  コケイラン 6月中旬 中札内N氏宅林にて




コケイランというと私は屈斜路湖を思い出します。阿寒湖が全国区になって人が押し寄せるようになった頃、阿寒を避けるように屈斜路に通いました。その湖畔道のフキの下に隠れるように咲いていたのがコケイランでした。

十勝ではトンと見かけなかったこの花を見たのは、中札内のあるお宅の林です。屈斜路に行かなくなり、名前もすぐには思い出せないでいましたが、この印象的な花はしっかり憶えていました。

柏の大木の根元に咲く様子は幽玄で、その部分だけ別世界のようでした。


   


   

タカネナデシコ 6月中旬 上札内にて



十勝のフライフィッシングガイド、鱒の助さんのブログにタカネナデシコの群生地のことが書かれていました。そういえば、あそこにもたくさんのタカネナデシコが生えてたっけな〜、と庭のカワラナデシコの花を見て思い出しました。

その場所は10mほどの岩壁に、ご覧のようにタカネナデシコが点々と咲いている所です。後で解ったのですが、ここが鱒の助さんの書かれていた所でした。


下から見ると全然高さが出ません。そこで草のない岩の部分を少し登ってみました。




 




若い頃に少しロッククライミングをやっていたので、昔取った杵柄とすいすい4mほど登りました。

背中に回してあったカメラを構えて、少々危うい体勢ながら、真横からの画像もゲットしました。

しかし、降りる時は登る時と大違いです。ロッククライミングで降りる時は、ザイルで垂直降下します。もちろんザイルなどないので、岩壁にへばりつき、苦労してようやく降り、ホッと一息。もうオッサンなのだから、無理をしてはいかんな〜と反省しきりでした。



  


  

  柏林  6月中旬 中札内美術村にて




十勝中部に中札内村があります。そこに六花亭の経営する中札内美術村と言う施設があります。

広い柏林の中に美術館、レストラン、土産店などが点在し、散策するのに最適です。この時期、柏は新しい葉を一気に展開します。

ご覧のように、淡い緑の中、遊歩道を歩いていると時間を忘れます。この日はウィークディだったので、観光客もほとんどおらず、この景色を独占できました。





 

ニホンスズラン  




十勝の代表的な野草のスズランです。

中札内美術村の遊歩道の左右に、びっしりと生えています。

ご覧のようにニホンスズランはドイツスズランのように花着きがよくありません。葉のわりには少ない花ですが、風のない時は、わずかによい香りがします。



                                        ベニバナイチヤクソウ  




毎年、スズランの群れに混じっていくつか見かけることが出来ます。

少しずつ殖えているようで、「花六花」と言うレストランの前は特に殖えています。

私が写真を撮っていると、後ろで観光客が「赤いスズランだ〜」と言っているのを耳にしましたが、敢えて余計なことは言いませんでした。


    
       

柏林とスズラン  
 



まるで林の中で迷ったような感覚を味わえます。

この日は曇り空であまり温度が上がっていませんでしたが、20度を超えるとエゾハルゼミの鳴き声が驟雨のように降り注いできます。

足元にはスズランの群生・・・是非、人の少ないウィークディの散策をお勧めします。






  




イワチドリ  6月下旬 庭にて




イワチドリは本来暖かい所が住処です。

しかし、北海道で厳しい冬を越えて毎年咲いてくれます。もちろんこれは並品ですが、年々増えて今年は開花株だけでも20株ほどになりました。

一部は生きたミズゴケに、一部は湿り気味になるように配合した培養土で植えています。





 


  ミヤマキリシマ 6月下旬 庭にて




うちには10種類ほどのツツジ、シャクナゲの仲間があります。

花色ではこのミヤマキリシマが、私の中でかなり上位に位置しています。

今年は花期に雨が多く、ツツジ類の花は雨に弱いので、すぐに見頃が終わってしまいました。他にもUPしたいツツジがあったのですが、写真を撮る間もなく雨にやられてしまいました。


カワラナデシコ  6月下旬 庭にて





レンガの隙間に植えていますが、毎年元気に花を着けます。

札内川の河原で咲いていた株の種を持ち帰り、実生で育てました。

もう何年経つか憶えていません。タカネナデシコほど赤が強くなく、切れ込みも少なく、丈も高いので、多分エゾカワラナデシコだと思いますが、あまり同定にこだわらないので、何でもOKです。






 


矮小スカシユリ  6月下旬 庭にて




普通のスカシユリもいいですが、こういう風に小ぢんまり咲くのも、またいいものです。

高さは20cmもありませんが、花のサイズは一人前です。

肥料を少々多目に与えると調子よく花を着けてくれるようです。培養土に腐葉土を多目に混ぜたのもよかったのか、今年は良い花を二つも着けました。花後のお礼肥えをしっかり与え、来年もしっかり咲いてもらいましょう。





 




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