’09年の花 六月その1
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エゾゴゼンタチバナ 6月初旬 庭にて
これはどちらかと言うと、園芸種かもしれません。それほど難しい種類ではないのですが、買った株は植えた所が悪かったのか消えてしまいました。
これはお隣のご夫婦にいただいた株で、今年は順調に咲き、蕾もたくさん着いています。
どうやら、いい場所に植えられたようです。これでミヤコワスレに関しては大丈夫でしょう。
何とも形容し難い良い花色をしています。純白種も持っていますが、やはりシラネアオイはこの色でしょう。
今年は葉がしっかり茂ったのですが、花は四つしか着きませんでした。去年の花芽形成期に何か良くないことをしたのだと思います。何をやらかしたか、記憶を探っています。
まあ、ドカドカと咲くよりチラホラの方が風情がある、と負け惜しみを言っておきましょう。
アズマギクの仲間は頭が痛くなるほどの種類がありますが、北海道に住んでいるので、これを最高峰としましょう。
丈も低く、大き目の花をたくさん着けてくれました。アポイ岳では白花とこのピンクの2種類が見られるそうです。
上のチシマフウロは散っては咲き、散っては咲きを繰り返しますが、アポイアズマギクは長く楽しめます。
シロバナチシマフウロ 6月初旬 庭にて
チシマフウロは紫色をしていますが、これは純白種で、なかなかいい花を着けてくれます。
背丈も20cmほどで、良い性格をしているようです。しかし、フウロの仲間はたいていそうなのですが、花の命が短いのが珠に瑕です。
一昨年、行きつけの山野草屋さんで買いました。
コマクサ 6月初旬 庭にて
またコマクサかと思われるかもしれませんが、私はこの草が好きです。
今年の五月、夫婦でドライブした帰り、普段は寄らない山野草屋さんに寄りました。隅っこの打ち捨てられたような所に数鉢、コマクサが売られていました。葉を見ると地面近くで細かく展開し、上に伸びていません。黒いポットの縁が欠けているところを見ると、少なくとも2年は放りっぱなしだったのでしょう。
これは良い形をした草だと惚れこみ、この普通花と下の白花の二鉢を買いました。両方とも500円。生産販売しているキノコを一緒に買ったので、何割か引いてもらいました。
シロバナコマクサ 6月初旬 庭にて
最近のコマクサは葉が大きく広く展開し、私のイメージしているコマクサの草姿と違っています。
こういう株を探していたので、手に入った時は雀躍でした。
買った時は蕾もなかったのですが、今はご覧の通り花茎を良い程度の高さまできれいに伸ばし、咲いています。花の数も多くなく、私が’80年代に最初に咲かせた株によく似ている姿です。大切にしたい株です。
南側にお隣の家があり、日当たりの良くない所があります。
そういう所には、日陰を好むそれなりの植物が植えられます。このシロバナもそうですが、普通種のヒメシャガも日陰で元気に育ってくれます。
最初は日当たりの良くない所を困ったものだと思っていましたが、適材適所、埋まるものです。
川原で咲いていた株の種を持ち帰り、もう何年が経ったことでしょう。
毎年、小さめの花をしっかり着けてくれます。最近はこぼれ種で実生株が回りに生えるほどです。
50cmほどの高さまで大きくなりますが、そこは野生、それも個性と思っています。
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