’09年の花  六月その1

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  エゾゴゼンタチバナ 6月初旬 庭にて




さて、いつからうちにあるのか・・・? この株もかなりの古参です。

エゾゴゼンタチバナの花は、この花弁の先の微妙な緑色が魅力的ですが、晩夏に実る大きな赤い実も一見の価値があります。

重みで草体が倒れるほどの大きな実をつけます。


   
  
   

クリンソウ 6月初旬 庭にて



クリンソウは本来、湿った所を好む植物です。植える場所の都合で普通の乾き具合の所に住まわせていますが、株の数が減ったようです。

湿度の高い所に植え替えの予定ですが、今年の五月後半から六月始めの日曜日は計ったように雨が降り、全然植え替え作業が出来ません。もうちょっとの間、ここで我慢してもらわなければなりません。

この花は去年もUPしましたが、絞りの入った株です。




 ミヤコワスレ 6月初旬 庭にて




これはどちらかと言うと、園芸種かもしれません。それほど難しい種類ではないのですが、買った株は植えた所が悪かったのか消えてしまいました。

これはお隣のご夫婦にいただいた株で、今年は順調に咲き、蕾もたくさん着いています。

どうやら、いい場所に植えられたようです。これでミヤコワスレに関しては大丈夫でしょう。





  

    シラネアオイ  6月初旬 庭にて





何とも形容し難い良い花色をしています。純白種も持っていますが、やはりシラネアオイはこの色でしょう。

今年は葉がしっかり茂ったのですが、花は四つしか着きませんでした。去年の花芽形成期に何か良くないことをしたのだと思います。何をやらかしたか、記憶を探っています。

まあ、ドカドカと咲くよりチラホラの方が風情がある、と負け惜しみを言っておきましょう。





 

アポイアズマギク  6月初旬 庭にて




アズマギクの仲間は頭が痛くなるほどの種類がありますが、北海道に住んでいるので、これを最高峰としましょう。

丈も低く、大き目の花をたくさん着けてくれました。アポイ岳では白花とこのピンクの2種類が見られるそうです。

上のチシマフウロは散っては咲き、散っては咲きを繰り返しますが、アポイアズマギクは長く楽しめます。



                                        シロバナチシマフウロ  6月初旬 庭にて




チシマフウロは紫色をしていますが、これは純白種で、なかなかいい花を着けてくれます。

背丈も20cmほどで、良い性格をしているようです。しかし、フウロの仲間はたいていそうなのですが、花の命が短いのが珠に瑕です。

一昨年、行きつけの山野草屋さんで買いました。


    
       

メアカンキンバイ  6月初旬  庭にて
 



草のように見えますが、小低木です。

今年は姿良く育てたい、と思っていたのですが、積雪期にネズミにやられてボロボロになってしまいました。

強健な植物なので、枯れることはありませんでしたが、草姿を云々の世界ではありません。今年は肥培して養生し、来年の目標とすることにしました。






                                   

     ドイツスズランピンク  6月初旬 庭にて
 


さて、いつ買ったか思い出そうとしても出てきません。年のせいではなく、それくらいの古株だと言うことにしておきます。

うちの庭にはニホンスズラン、ドイツスズラン、ドイツスズランピンク、ドイツスズラン斑入りの4種類があります。

花つきのよさではドイツスズランに軍配が上がりますが、葉の色あい、花が低く控え目に咲くニホンスズランも捨てがたい風情があります。


 



キバナノアツモリソウ  6月初旬  音更町の山野草屋さんにて




キバナノアツモリは平地ではなかなか育たないと聞いていますが、ここでは群生しています。

巨大なロックガーデンの裾のポケットに植えられ、こんなに元気に育つなら私も、と錯覚を起こさせます。

もっと栽培の腕が上がって、自信がついたら譲ってもらおうと思っていますが、いつになるやら・・・。









                           コマクサ   6月初旬  庭にて


またコマクサかと思われるかもしれませんが、私はこの草が好きです。

今年の五月、夫婦でドライブした帰り、普段は寄らない山野草屋さんに寄りました。隅っこの打ち捨てられたような所に数鉢、コマクサが売られていました。葉を見ると地面近くで細かく展開し、上に伸びていません。黒いポットの縁が欠けているところを見ると、少なくとも2年は放りっぱなしだったのでしょう。

これは良い形をした草だと惚れこみ、この普通花と下の白花の二鉢を買いました。両方とも500円。生産販売しているキノコを一緒に買ったので、何割か引いてもらいました。


  


                                      シロバナコマクサ  6月初旬 庭にて  



最近のコマクサは葉が大きく広く展開し、私のイメージしているコマクサの草姿と違っています。

こういう株を探していたので、手に入った時は雀躍でした。

買った時は蕾もなかったのですが、今はご覧の通り花茎を良い程度の高さまできれいに伸ばし、咲いています。花の数も多くなく、私が’80年代に最初に咲かせた株によく似ている姿です。大切にしたい株です。
    



                                    

  レブンサイコ    6月初旬 庭にて
   



これが花か? と思うほど妙な花です。

レブンの名を冠していますが、礼文島の固有種ではありません。礼文島で最初に採取されたためにこの名が着いています。

果たして若い頃ならこれを栽培したか?・・・渋いオッサン向けの花です。
  



   
   リシリヒナゲシ  6月初旬 庭にて
 
 


去年、ポケットの株からこぼれ落ちた種が庭土から実生し、元気に咲いていた株が三つありました。

今年、春先に岩の組み換えをした時、二株は移植し、一株はうっかり踏みつけてしまいました。まあ、強い種類なので、大丈夫だろうと油断していたら、三株とも失ってしまいました。これが希少種だったら、こんな真似はしなかっただろうに、強健種で放っておいても殖えるので、バカにしていました。

山野草栽培は大丈夫と思った時が失う時、と解っていたのですが改めて教えられたような気がします。親戚の家に行き、三株もらってきました。

  
 
                       シロバナヒメシャガ  6月初旬 庭にて
  

 


南側にお隣の家があり、日当たりの良くない所があります。

そういう所には、日陰を好むそれなりの植物が植えられます。このシロバナもそうですが、普通種のヒメシャガも日陰で元気に育ってくれます。

最初は日当たりの良くない所を困ったものだと思っていましたが、適材適所、埋まるものです。




トカチフウロ  6月初旬 庭にて



川原で咲いていた株の種を持ち帰り、もう何年が経ったことでしょう。

毎年、小さめの花をしっかり着けてくれます。最近はこぼれ種で実生株が回りに生えるほどです。

50cmほどの高さまで大きくなりますが、そこは野生、それも個性と思っています。




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