オショロコマ   六月下旬 十勝管内某川にて

オショロコマを好んで釣る人はあまりいないでしょう。

しかし、人がいっぱい並んだ川で釣りをしたくない私にとっては、人のいない源流で相手をしてくれる貴重な魚です。

フライに対する反応ものんびりしていて、疑うことなく捉えます。






  
大き目の川に流れ込む細い流れがある場合、その合流点は大きめのオショロコマが狙えますが、私の行く源流は本当に小さな流れなので、せいぜい大きくてこの程度です。

川のどこをとっても、渡渉できない所はない、と断言できるほど小さな流れです。

そんな流れの中で、ユラリユラリと餌の流下を待ちながら泳いでいるのを見かけると、思わず微笑んでしまいます。


   シカの道  七月初旬 十勝管内某川にて

河畔林の中に一本の道がありました。もちろん人が歩くところではありません。足跡を見るとシカの道です。

釣りをしていて、釣れないので、この道をたどってみることにしました。



二本の蹄の跡がはっきりあります。

草地や落ち葉のある所では全然解りませんが、ぬたばや砂地ではご覧のようによく解る足跡です。

もしこれが人の足跡に似ていたら、それは熊です。



もしかすると、と期待していたら、シカの落とし角がありました。

これを見つけると、幸運が舞い込むという話もあります。

この角は小さく、30cmほどしかありませんでした。






  

   知床釣行
  8月12日、13日 知床方面某川



ことしの知床も、たっぷりと源流釣行を楽しめました。

気温が去年ほど高くなかったので、虫はそれほど多くありませんでしたが、魚の反応はよく、釣りやすかったといえます。


  

魚の濃い所で、ドロッパーとリードで釣ると、ダブルヒットします。

フライを捉えた魚を別の魚が追うことはよくあるためです。今年はありませんでしたが、一本のフライを二匹の魚が取り合って、両方かかることもあります。

2番のロッドなので、こんなのが2匹掛かると、ちょっと苦戦します。
  

画像は今年の知床で一番大きかったオショロコマです。全身が金色で、なかなか美しい魚でした。

派手なライズをしていたのを、上流に回り込んでの送り込みで取りました。



標津の近くに伊茶仁川という小さな流れがあります。場所は知っていましたが、なかなか入る気になれませんでした。浅くて狭くて木が覆いかぶさっていて、ここは源流や藪沢に慣れている私でも二の足を踏む所だったからです。

しかし、今年はやってみることにしました。というのはこの川はご覧のようにアメマス型の白点イワナがいる限界の川なのです。ここより知床寄りの川ではオショロコマ型の朱点イワナ一色になります。

実際、釣ってみると確かにすべて白点イワナばかりでした。ただそれだけのことでしたが、「イワナの謎を追う」に書かれていたことを追認し、著者の石城謙吉氏と同じことをやったことに、私の中では意味がありました。



   アメマス  11月2日 十勝川

世の中、三連休などと言う話が飛び交っていますが、私はこの日だけが休みでした。


毎年、11月になると十勝川に浸かりに行きます。


今年の最初の一匹は小さいアメマスでした。優しい顔をした、白っぽいこのアメマスの他、二匹が釣れましたが、いずれも40cm台でした。


    アメマス  11月23日 十勝川

二週間、悪天候と強風で日曜日がぶっ飛びました。


久しぶりの十勝川は水位が落ちており、流したいと思う所までキャスト出来ました。


この日の最初の一匹は50cmをちょっと超える強面のアメマスでした。


 



三匹目のアメマスは50cmをちょっと切るサイズでしたが、これもなかなかよく引きました。


この日合計4匹のアメマスが釣れましたが、どれも濃い色でなかなかきれいでした。




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